アルキメデスといえば、まっさきに思い浮かぶのはこれかと思います。

[[ドメニコ・フェッティ作「アルキメデス・ペンサティボ」(1620年)]]
コケムシ
No machine-readable author provided. Keisotyo assumed (based on copyright claims)., CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons, original data
Dakaria_subovoidea(Cheilostomata) 和名:ティゴケムシ
日付;2009,03,29;和歌山県田辺市 著者;桂草堂
牡蠣を食べた時、貝殻の外側にザラザラしたものがついているのを見たことがある人は多いのではないでしょうか?
それです!
分類は、コケムシ動物門(外肛動物門とも言われます。)で、動物です。
1mmほどの個虫(コチュウ)が群体(コロニー)となっていて、自分では動くことができません。
個虫には触手があり、口の周りを取り囲んでいます。
これを触手冠といいます。
触手は繊毛で覆われていて、繊毛で水流をおこし、漂っている微生物を口に運んで食べています。
また、個虫は周りに石灰質のカップ状や管状等の虫室を作ります。
さながらお家のようなものです。
このお家が岩の表面を多い、レースのような模様やまたは扇状となったり等など、特定の決まったパターンで大きく育っていきます。
- カスマトポラ Chasmatopora
- フェネステラ Fenestella
- アルキメデス Archimedes
- プティロディクティア Ptilodyctia
などがよく知られています。
アルキメデス ARCHIMEDES
アルキメデスの名前の由来は、アルキメデスです!
[[This is a working Archimedes' Screw.]] アルキメデスの螺旋
この仕組を作ったとされるのが、このページの最初に掲載した人物「アルキメデス・ペンサティボ」です。
ただし、彼ではなくもっと前から使用されていたという説もあります。
参考 wiki アルキメディアン・スクリュー

Glen Dean, Crawford, Indiana, U. S. A.
コケムシ動物門 アルキメデスのその姿は螺旋状です。
個虫の群体を支えるため、この螺旋が中央に形作られています。
個虫は扁平なテーブル状。
すでに絶滅しており、生存していた期間は石炭紀ーペルム紀。
閉ざされた穏やかな海、湾のような場所に積もった細かい堆積物の中によく見られ、世界中で産出がされています。
本来は、この螺旋につながってその周りにひらひらとついている部分があるのですが、この部分は繊細なため残存が見られません。