誕生石

12ヶ月それぞれに、 誕生石 があります。
この誕生石、国によっても微妙に違いがあります。

国別誕生石一覧

日本 アメリカ イギリス オーストラリア カナダ フランス
1月 ガーネット ガーネット ガーネット ガーネット ガーネット ガーネット
2月 アメジスト
クリソベリル
・キャッツアイ
アメジスト アメジスト アメジスト アメジスト アメジスト
3月 アクアマリン
珊瑚
ブラッドストーン
アイオライト
アクアマリン
ブラッドストーン
アクアマリン
ブラッドストーン
アクアマリン
ブラッドストーン
アクアマリン ルビー
4月 ダイヤモンド
モルガナイト
ダイヤモンド ダイヤモンド
水晶
ダイヤモンド
ジルコン
ダイヤモンド ダイヤモンド
サファイア
5月 エメラルド
翡翠
エメラルド エメラルド
クリソプレーズ
エメラルド
トルマリン(緑)
エメラルド エメラルド
6月 真珠
ムーンストーン
アレキサンドライト
真珠
ムーンストーン
アレキサンドライト
真珠
ムーンストーン
真珠
ムーンストーン
真珠
カメオ

ホワイト

カルセドニー

7月 ルビー
スフェーン
ルビー
ルビー
カーネリアン
オニキス
ルビー
カーネリアン
ルビー カーネリアン
8月 ペリドット
サードオニキス
スピネル
ペリドット
スピネル
サードオニキス
ペリドット
サードオニキス
ペリドット
サードオニキス
ペリドット
サードオニキス
サードオニキス
9月 サファイア
クンツァイト
サファイア サファイア
ラピスラズリ
サファイア
ラピスラズリ
サファイア ペリドット
10月 オパール
トルマリン(ピンク)
オパール
トルマリン
オパール
トルマリン
オパール オパール
タイガーアイ
パール
アクアマリン
11月 トパーズ
シトリン
シトリン
トパーズ
トパーズ
シトリン
トパーズ トパーズ トパーズ
12月 ターコイズ
ラピスラズリ
タンザナイト
ジルコン
ターコイズ
ブルージルコン
タンザナイト
ターコイズ 
タンザナイト
ターコイズ ターコイズ
ジルコン
ターコイズ
マラカイト

日本の誕生石

1958年全国宝石卸商協同組合(ZHO)により、日本の誕生石は制定されました。
その際にベースとされたのはアメリカの誕生石で、日本の宝石である珊瑚と翡翠を加えて制定されたとのことです。
2021年12月20日、新たに誕生石が見直され、上記の内容となりました。
表中の赤い文字は、アメリカの誕生石に習い追加された石で、青い文字は日本独自で追加となった誕生石です。

クリソベリル・キャッツアイ
日本の猫の日(2/22)と欧州のWorld Cat Day(2/17)に因む。

アイオライト
アイオライトは鉱物名コーディエライト。
コーディエライトの命名はフランスの地質学者ルイ・コルディエ(Pierre Louis Antoine Cordier 1777 – 1861)に因む。
彼の誕生日が3/31で、3月に制定。

モルガナイト
モルガナイトのピンク色=桜の色ということと、モルガナイトの命名がジョン・ピアポント・モルガン(John Pierpont Morgan 1837 - 1913)に因む。
彼の誕生日が4/17で、4月に制定。

スフェーン
スフェーンの鉱物名はチタナイト。
新種の鉱物としてマルク=オーギュスト・ピクテ(Marc-Auguste Pictet 1752 -  1825)によって認識されたことに因む。
彼の誕生日が7/23で7月に制定。

クンツァイト
ジョージ・フレデリック・クンツ (George Frederick Kunz 1856 - 1932)に因んで命名。
彼の誕生日が9/29で9月に制定。

国による誕生石の違い

日本の3月の誕生石のブラッドストーンですが、”歴史的背景を考慮し追加”という説明しかなかったのですが、3月のブラッドストーンはかなり以前から誕生石として掲載されているものが多く見受けらます。
今回この記事をまとめるに当たり、アメリカの誕生石を制定している Jewelers of America を確認したのですが、この中にブラッドストーンがありませんでした。
10年以上前の資料を見返すと(古くてすいません^^;)、ブラッドストーンが日本もアメリカも掲載されている資料がほとんどです。
現代において、販売ということを抜かずに誕生石の存在はありえないので、あくまで人間が、その時代・その国の文化・歴史・環境を背景に制定するので各国での違いが出ることと、それぞれの国の中でも変遷があり抜けたり入ったりがあるのだと思います。
イギリスの誕生石をネットであちこち見たところ、Traditional / Alternative(表中オレンジの文字・Modernをたして3つに分けているものも見受けられる)と2つに分けてそれぞれに石を当てはめているようなケースもあり、その場合には誕生石として聞いたことがあるな…と思う石たちがほとんどリストアップされています。
アメリカでもTraditional / Modern(表中ピンクの文字)の2つなどに分かれているケースもありました。
オーストラリア・カナダ・フランスに関しても、これ以外の組み合わせがあるケースも多々見受けられます。

そう考えると…
誕生石を身につける=お守りという感覚が強いですが、あまりピンとこないけど誕生石だからつけなきゃ!ということはないと思います。
やっぱり、気に入った石を選びたいものですよね。
基本は自分が気に入ったもの!これを外して考えてはいけないなと思います(*^^*)

誕生石の歴史

誕生石を決定する元の説は諸説あるようですが、そのひとつが”旧約聖書”の”出エジプト記”と”エゼキエル書”の各28章にある”ユダヤの高僧の胸当て”だそうです。
旧約聖書は、イスラエル民族の神話を まとめたものであり、ユダヤ教・イスラム教・キリスト教共通の聖典とされています。

あなたはまた裁きの胸当てを巧みな技を持って作り、これをエフォド(※1)の作りのように作らねばならない。
すなわち金糸、青糸、紫糸、緋色、亜麻のより糸でこれを作らねばならない。
これは二つに折って(二重にして)四角にし、長さはひと指あたり、幅もひと指あたりとしなければならない。
またその中に宝石を四列にはめこまなければならない。

第一列 紅玉髄・貴かんらん石・水晶
第二列 ざくろ石・瑠璃・赤縞瑪瑙
第三列 黄色水晶・瑪瑙・紫水晶
第四列 黄碧玉・縞瑪瑙・碧玉これらを編細工(金で縁取り)のなかにはめこまなければならない。
その宝石は、イスラエルの子らの名に従い、その名と等しく十二とし、おのおの印の彫刻のように十二の部族のためにその名を刻まなければならない
※1 エフォドとは、祭司の装身具で名前をラピス・ラズリに彫り、両肩に付けるもの。

それぞれの石は諸説あるようです。
なのでこれらの石が絶対というわけではありません。
例えば、

第一列 ルビー・トパーズ・エメラルド
第二列 ざくろ石・サファイア・ジャスパー
第三列 オパール・めのう・紫水晶
第四列 藍玉・ラピスラズリ・碧玉

    など、色々解釈されています。
    そしてもうひとつの説。

    キリスト教の経典”新約聖書”の”ヨハネの黙示録21章” 聖なる神の都、新しいエルサレムが天から降臨する様子を書いたものですが”その輝きは高価な宝石に似ており、透き通った碧玉のようであった。”とあります。

    その都は高い城壁に囲まれて、東西南北に3つずつ門があり(全部で12)、その門にそれぞれイスラエルの子らの12部族の名前と御使いがいた。
    城壁は碧玉で造られ、都は混じりけのないガラスに似た純金でできていた。
    都の城壁には12の土台石があり、それには、小羊の十二使徒の十二の名が書いてあった。

    第一の土台石は碧玉
    第二はサファイヤ
    第三は玉髄
    第四は緑玉
    第五は赤縞瑪瑙
    第六は赤瑪瑙
    第七は貴かんらん石
    第八は緑柱石
    第九は黄玉
    第十は緑玉髄
    第十一は青玉※2
    第十二は紫水晶であった。
    また、十二の門は十二の真珠であった。
    どの門もそれぞれ一つの真珠からできていた。
    都の大通りは、透き通ったガラスのような純金であった。

    ※2 原文はヒヤシンス石。
    古代のヒヤシンス石は黄水晶・ざくろ石・青い石の総称だそう。
    時代によって示す石が変わるので注意

    これも12がキーワード。
    想像すると、ものすごい都です。
    一度行ってみたい気がします。

    誕生石の起源は、上記2つの説が有力視されています。
    ヨハネの黙示録の21章の最後に、

    ”すべて汚れた者や、憎むべきことと偽りとを行なう者は、決して都にはいれない。 小羊のいのちの書に名が書いてある者だけが、入ることができる。”

    とあります。
    宝石のような輝く未来を手に入れるためには、人として道を踏み外してはいけない。
    そして、隠していても気付いている人が必ずいるよという、21章最後の文。

    聖書や天使、十二使徒などにたとえられた”石”
    この”石”は、貴族や聖職者に限定されて所有を許可されていました。
    権力の象徴として使われていたこともあり、18世紀まで一般の人々は原則所有禁止でした。
    その後、昔々の婚約指輪を贈る風習をユダヤ人が一般の女性にも提案し、女性の生まれた月の石を贈ることを流行らせたそうです。
    そして、世界中にこの流行がいきわたります。
    当初は、12個すべての誕生石を持ち、その該当月にその誕生石をお守りとして身につけるというものでした。
    そのうちに、誕生石を年間通して身につけるように変わっていきました。
    さらに民族別に誕生石もばらばらになっていきました。
    1912年にアメリカで行われた業者の大会にて、宝石組合が原則的な誕生石を選定。
    それを基準に他国も誕生石を選定していきました。

    ーーー
    出典
    天然石・ジュエリー事典: 自分にピッタリの石が見つかる!. (2007). 日本: 池田書店.
    全国宝⽯卸商協同組合 誕⽣⽯改訂事業

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    目次

    あ行 / か行 / さ行 / た行 / な行 / は行 / ま行 / や行 / ら行 / わ行 

    あ行

    1. アゲート / Agate
    2. アラゴナイト 霰石 あられ石 / Aragonite
    3. アルキメデス ARCHIMEDES コケムシ動物門
    4. アンフィボール 角閃石 Amphibole
    5. アンモナイトとオウムガイ Ammonite and Nautilus

    1. 隕石 Meteorite

    1. エメラルド Emerald

    1. オパール / Opal
    2. オブシディアン 黒曜石 / Obsidian

    か行

    1. 貝化石 巻き貝と二枚貝 / Shell fossils
    2. カイヤナイト 藍晶石 Kyanite
    3. カルサイト 方解石 Calcite
    4. ガレナ 方鉛鉱 Galena
    5. ガーネット Garnet

    1. クォーツ 水晶 Quartz
    2. クリソコーラ 珪孔雀石 / Chrysocolla
    3. クロライト Chlorite

    さ行

    1. シトリン / Citrine

    1. ストロマトライト Stromatolite
    2. スファレライト 閃亜鉛鉱 Sphalerite
    3. スモーキークォーツ Smoky Quartz

    1. セルサイト 白鉛鉱 Cerussite

    1. ゾイサイト 灰簾石 ZOISITE

    た行

    1. ダンビュライト ダンブリ石 Danburite

    1. トルマリン Tourmaline

    な行

    は行

    1. パイライト 黄鉄鉱 Pyrite
    2. バナジン鉛鉱 バナディナイト Vanadinite
    3. バライト 重晶石 Barite

    1. ブラジリアナイト ブラジル石 Brazilianite
    2. プレナイト 葡萄石 Prehnite

    1. ペトリファイウッド 珪化木 Petrified wood

    ま行

    1. マーカサイト 白鉄鉱 Marcasite

    1. ムーカイト モッカイト Mookaite

    や行

    ら行

    1. ラピスラズリ / Lapis Lazuli
    2. ラブラドライト Labradorite

    わ行

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