Brazilianite Linapolis Minas Gerais, Brazil
近年発見された鉱物で、20世紀に発見された三大宝石の一つと言われます。
ちなみに三大宝石の3つは知名度順に並べると、タンザナイト・ブラジリアナイト・シンハライト。
宝石質レベルのものはこと産出が少なく希少石の仲間と思いますが、日本での知名度が低く少し寂しく感じます。
名前の由来はブラジルで最初に発見されたことが由来で、ブラジルミナスジェライス州コンセリェイロ・ペナ鉱山にて1945年に発見。
宝石質のものは透明感のある黄色ー黄緑色の結晶で、柔らかい石のためアクセサリー加工はあまりされていませんが、観賞用にルースとしてカットされたものがコレクターに人気です。
産出地 産状
短い柱状の結晶でペグマタイトに電気石や燐灰石とともに産します。
色味は通常は透明感のあるスッキリとした黄色ですが、黄緑色のものも見られます。
また透明感のない褐色(ベージュ)のものも存在します。
産出地は原産地のブラジルの他、アメリカニューハンプシャー州にも産出します。
基礎データ
化学組成 | リン酸塩鉱物 NaAl3(PO4)2(OH)2 |
色 | 黄色 黄緑色 |
条痕 | 白色 |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開 | 完全 |
硬度 | 5.5 |
比重 | 2.98 |