
QUARTZ Ganesh Himal(内包物の緑色がクロライトです。)
硬度は2.5。
かなり柔らかいです。
壁開は完全で断口は不規則。
名前の由来は英名のクロライト(chlorite)ギリシャ語で”クロロス”→緑色を語源としているそうです。
色は緑以外にも黒・白・黄褐色等があります。
緑泥石グループ
クロライトの和名は緑泥石(りょくでいせき)。
仲間を持つグループ名でもあります。
このグループは主成分によって大きく二つに分かれます。
- マグネシウムと鉄
- アルミニウム
どのような鉱物がグループに属しているかというと、
- クリノクロア(clinochlore)
- シャモス石(chamosite)
等があります。
クリノクロアの変種の菫泥石(キンデイセキ)は紫紅色できれいです☆
ガネーシュヒマール産ヒマラヤ水晶 Himalayas quartz

画像の標本について触れます。
ネパールの国の形の横長長方形の上の部分、チベットとの境あたりにある山の名称です。
一つの山をさす名詞ではなく、7000m級のガネーシュヒマール山を含む、6つの山をさすそうです。
ちなみに富士山は、3,776mです。
この6つの山のどこから採堀された石でも”ガネーシュヒマール産”となりますが、最近ではきちんと山や産地の名称が記載されているものが多く見られるようになりました。
ガネーシュヒマールという言葉
ヒンドゥー教の神様の名前で、サンスクリットで”群衆”(=ガナ)の主(=イーシャ)と言う意味だそうです→Ganesha ガネーシャ
この神様はぞうさんのお顔に腕が4つの神様。
商売繁盛・学問・障害を除去してくれるという神様だそうです。